2012年6月3日日曜日

ポンド/円 来週の注目ポイント

前週から下値を支えていた200日移動平均線を水曜にブレイクしてから急速に下げ足を早め、週末の米雇用統計発表後には一時118.80まで下値を拡大した。その後引けにかけて買い戻され119.81で取引を終えた。

まず日足で見ると、昨年後半からの下落が1月に底打ちし反発。日足の雲を上抜けてからは上昇を加速して3月には133.49の高値をつける。その後下落するも127円台で日足雲上限に支えられる形で再び130円を回復するが、徐々に軟化し5月17日に日足雲を割り込む。5月になって以降6日移動平均線(黄色)を実体で上回ることなく続落している。




週足で下値の目処を確認しておこう。
週末下値が止まった118.80は、このチャートにないが2009年1月の安値で、リーマンショック後の暴落時の最安値レベルである。この下は今年1月安値117.29、さらに昨年9月の史上最安値116.84ということになる。
もう一つ確認しておきたいのは、週足の雲を明確に割り込んだ点である。決定的にベアセンチメント確定と考えている。



下は日足のスーパーボリンジャーであるが、ご覧のように-2σを下回って引けておりバンドも拡大傾向にある。強い下降トレンドと判断される。





では短い足で週初からの展開を考えていきたい。
4時間足を見ると、上下に下ヒゲを出したローソク足で下値が止まり、次の足では上昇したものの上ヒゲとなり実体ではMA6(黄色い移動平均線)を上回ることができずに引けているのが分かる。なお、ブルーの帯や水平の点線は過去の値動きの節であり、その付近はレジスタンスやサポートとして機能すると考えられる。



1時間足を見てみる。こちらも118円台の突っ込んだ安値からは反発しているが、依然MA24(水色の移動平均線)を実体で上回れず、引けにかけて軟調な値動きに見える。



次にボリンジャーバンドを見てみよう。いずれもスーパーボリンジャーであるが4時間足は引き続き-1σを下回る推移となっており下落相場であることが分かる。一方1時間足では-1σを上回り、バンドも収束傾向にある。ただ遅行スパンは価格を下回っており依然軟調な展開と言える。





今後の注目ポイントとして、下値は週末安値118円付近が守られるかだろう。上述の通り過去の安値節でもあり比較的強いサポートだと考えている。またここまで急落してきたこともあるので、底堅く推移するようであれば一旦調整に入る可能性もある。とは言え上値は引き続き重い印象で、短期的にはまず1時間の雲を明確に上回われるかだろう。



週初からのトレード戦略だが、やはり基本は戻り売りだと考える。戻りの目処は上述した節と各移動平均線を合わせて判断するといいだろう。ただ118円付近の節をバックに買い戦略もあり。下値もいいところまで来ているので、週初の動きを見てから判断するのがいいだろう。

私は118円台では買いを入れてみようと思っているが、これは中期的なポジションと考えている。基本は戻り売り。戻り売りのレベルは週初の動きを見てから判断したいので、適宜ブログに書きたいと思う。



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